彼氏と電車に乗っていたときに耳にした心無い言葉

ある日、彼氏と一緒に電車に乗って出かけていたときのことです。休日の昼間で、車内は混んでいて人も多く、私も少し汗ばんでいました。

そんなとき、近くに座っていた女子たちの会話が耳に入ってきました。笑いながら放たれたのは、こんな言葉でした。

「ワキガの人って、死んだ方がいいよね」

その瞬間、楽しかったデートの気分が一気に崩れました。自分に向けられた言葉じゃないと頭では分かっていても、長年ニオイに悩んできた私は「もしかして自分のこと?」と心臓がドキッとしました。

隣には彼氏が座っていました。

「どうか聞こえていませんように」

「もし彼氏も私がワキガだと知ったら、離れていってしまうのかな」

そんな不安で、次の駅に着くまでの時間がすごく長く感じられました。でも心の中ではだんだん怒りも込み上げてきました。

「私は好きでこうなったわけじゃない。体質のせいで、どうしてここまで否定されなきゃいけないの?」

「努力してケアしているのに、その一言で全部を踏みにじられた気がする」

心無い言葉って、冗談半分でも人を深く傷つけるものだと実感しました。

その体験から学んだこと

今振り返ると、その体験がきっかけで「自分のためにもっとしっかりケアしよう」と思うようになりました。

  • 石けんを変えてみる
  • 制汗剤を携帯するようにする
  • 汗をかきやすいときは着替えを持ち歩く

不安をゼロにはできないけれど、少なくとも自分が自信を持てる準備はできるようになったのです。

同じように悩んでいる人へ

あのときの心無い言葉は、今でも忘れられません。でも同じように悩んでいる人に伝えたいのは、

「あなたは何も悪くない」ということ。そして「誰かの心無い言葉に自分の価値を奪わせないで」ということです。

理不尽な言葉に傷ついても、それに押しつぶされる必要はありません。ケアを続ければ、もっと自分に自信を持って前向きに生きられるはずです。