このページでは、ワキガについての基本的なことを、できるだけやさしくまとめています
「もしかして自分は…?」と不安な方も、まずは安心して読んでみてくださいね。
ワキガとは?
ワキガは「アポクリン汗腺」という汗腺から出る汗が、皮脂や菌と混ざることで独特なニオイになる体質です。
これは 体質によるもので、不潔だからではありません。
昔はこの匂いが「フェロモン」として魅力的に感じられることもありました。
今でも「この匂いが好きでたまらない」という人も一定数いるんです。
相手が変われば、魅力的な香りになることもあるんですね
どうして起こるの?
- 遺伝的な要素
- アポクリン汗腺の数や活動の違い
- ホルモンの影響
私の父もワキガで、剪除法という手術を受けました。
その影響もあってか、私も中度〜重度のワキガ体質です。
よくある特徴とサイン
- 耳垢がキャラメル状に湿っている(音楽を聴いていたらイヤホンが大変なことになりました)
- 服が黄ばむ(少しでも汗をかくとシャツのワキ部分が真っ黄色になりました)
- 白い繊維状のものがワキにつく(汗と皮脂の影響でなりました)
- 体毛が濃い(ワキの毛が1つの毛穴から3本くらい生えることもありました)
- 多汗症と併発しやすい(手や足の裏、臀部にも汗をかきやすいです)
これらは体質の特徴のひとつで、決して「自分だけがおかしい」と思う必要はないんです。
大丈夫ですよ
アポクリン汗腺はワキだけじゃない
アポクリン汗腺はワキ以外にも、乳首まわり(チチ)やデリケートゾーン(スソ)、耳、そして他の部位にも存在します。
私はワキの手術を受けたあと、今度はスソの匂いが気になるようになりました。
調べてみると、医学的には「アポクリン腺が移動する」わけではないのですが、
一部を取ると、他のアポクリン腺が活発になったように感じる人も多いそうです。
実際に私も、手術後にスソの匂いが日によって強く感じられるようになりました。
スソの匂いは日によって違っていて、
- 玉ねぎのような匂い
- 鉛筆の芯のような匂い
- ワキと同じ匂い
…と変化することもあります。
日本人にどのくらいいるの?
ワキガ体質は日本人では約5〜10%といわれています。
少数派ではありますが、決して珍しいことではありません。
私の学生時代のクラスにも、同じ体質の女の子や男の子がいました。
なので「自分だけかも」と不安に思う必要はまったくないんです。
さらに、世界全体で見るとワキガ体質の人はとても多いといわれています。
むしろ日本が少数派で、世界的にはごく普通の体質なんですね
脱毛について
体毛が濃いと汗や皮脂が絡んでニオイが強くなりやすいため、私は病院や自宅で脱毛を済ませました。
脱毛をしたことで「ニオイがはっきり軽減した」とまでは言えないのですが、クリームを塗ったり、汗を拭いたりといった日常のケアがしやすくなりました。
脱毛は選択肢のひとつではありますが、
「必ず脱毛しなければいけない」というものではありません
ケアの工夫次第で、ある程度コントロールすることはできます。
まとめ
ワキガは体の特徴のひとつで、あなた自身をまるごと否定するものではありません。
相手によっては魅力にもなります。
私もたくさん悩んだ時期がありました。でも、少しずつ向き合えば気持ちが軽くなることもありますよ。
必要でしたら医師に相談してみてください。
忘れないでほしいのは、あなたは大切な人で、この体質も大事なあなたの一部だということです
ここまで読んでくださり、ありがとうございました