学生時代の汗の悩みと向き合った私の体験談(過去を振り返って感じたこと)

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匂いや汗に悩みはじめた中学時代

まだ、友達づきあいや勉強、先生との関わりに慣れていない不安定な頃、異性の同級生から体の匂いを
からかわれ、とてもショックを受けました。
そして、ちょうどその頃から汗も急に増えはじめていったのです。

制服が濡れるほどの汗と止まらない不安

最初のうちは「たくさん動いたからかな?」と疑問に思う程度で、深く気にしていませんでした。

けれど、帰宅して制服を脱ぐたび、なぜかいつも汗でびしょびしょ…。
しだいに「特に暑くなかったのに、おかしいなあ」「普通じゃないのかも」と変に感じ始めました。

汗は止まらず、緊張していなくても腕を伝って流れ落ちる場面もありました。
友達と比べてみて、「やっぱり私は人と違う」と、落ち込みながらも汗の異常を確信したのです。

そして、私の心は過去のトラウマから、つよい不安と嫌悪感を抱えていました。
「体の匂いみたいに、またからかわれるかも」「もうおなじ思いはしたくない」と…。

制汗スプレーでは隠せなかった匂いと汗

友達が体育や部活の前に当たり前のように制汗スプレーを使っていたので、私も一緒に使うことにしました。
「少しは効くといいな」と期待しましたが、吹きかけた直後から、汗が出てきてほとんど効果はありませんでした。

しかも、スプレーの香りと自分の匂いが混ざって、余計に気になってしまいました。
「こんなことになるなら使わなきゃ良かった」「今すぐここから逃げだしたい!」と、惨めさと恥ずかしさが入り混じって、胸が苦しくなりました。

市販の制汗剤は合わないと分かってもほかに方法が思いつかなかったので、無香料に変え、仕方なくそのまま使い続けていました。

高校に入って更につよくなった汗の悩み

高校に進学してからは、中学の頃よりもさらに汗がひどくなりました。

授業中、苦手な科目で緊張すると汗が止まらなくなり、机にぽたりと落ちてしまうことも…。
勉強に集中したくても、それどころではなかったんです。

当時、制服の袖を少し折って着るスタイルが流行っていて友達もしていましたが、私は、汗が気になってできませんでした。
小さな楽しみも経験できない辛さはこたえました。

汗じみや黄ばみが生んだコンプレックス

ブレザーには大きな汗じみができました。
毎日のように洗っていたせいで色落ちがはやく、不潔に見えてしまう印象になったのがとてもつらかったです。

一年中、服や下着は黄ばみが残り、通学で使っていたリュックの肩ひもにも汗の跡が…。

年頃の私は、体の匂いも黄ばみも耐えられないほど恥ずかしくて嫌でした。

そこで、「沈んでてもしょうがないし、頑張って黄ばみを落とそう」と、
学校から帰ってきた私は一心不乱に本で調べ始めたのです。

重曹を入れた鍋に制服のシャツを煮詰めてみたところ・・・残念な結果に。
やっぱり思うようには落とせませんでした。
前向きに行動しても、一向に光が見えてこないうちに、私の心は少しずつ疲弊していきました。

この頃から、少しずつ保健室で休むことが増えていくようになってしまったのです。

勉強は苦手な方だったので、体育で体を動かすことが一番好きでしたが、
いつしか「汗や匂いのことで傷つくのはもう嫌」「みんなと運動するのが怖い」と思うようになり…。
気がつけば得意だった体育の成績は、5から3に下がってしまいました。

全校生徒が集まった体育館でのイベント=文化祭は、その場に座っているのが耐えられなくなって、体調不良と嘘をついて途中で帰ってしまいました。

本当は友達と笑い合って、楽しい思い出を残したかった…。
それが叶わなかったことへの悔しさは、今でも胸の奥に残っています。

孤独感と「自分だけおかしいのかも」という思い

あの頃は、同じように体の匂いや汗で悩んでいる友達や心を許して話せる相手がいなかったので、
いつもひとりで抱え込んで、とてもつらかったです。

そして何より、「これが病気=多汗症」だとは知らなかったので、「自分だけがおかしい」と思い込んで、
不安や戸惑いでいっぱいだったんです。

まとめ:悩みを乗り越えるために

不安をひとりで抱え込まないで

毎日、不安な気持ちをひとりで抱え込んでいませんか?
つらい思いをずっと我慢する必要はありません。

You don’t have to carry the anxiety alone.
(不安を一人で抱える必要はありません)

身近な人に打ち明けてみる勇気を

まずは、身近な人に勇気を出して打ち明けてみるのもひとつの方法です。
あなたの気持ちをきっと理解して、味方になってくれる人がいるはずです。

Sometimes just talking to someone you trust can help.
(信頼できる人に話すだけでも気持ちが軽くなります)

今は相談できる場所やアイテムもある

制汗剤や吸収パッドなどの便利なアイテムもありますし、皮膚科などで相談する方法もあります。
「自分だけじゃない」と知るだけでも、気持ちは少し楽になると思います。

There are items and doctors who can support you. You are not alone.
(助けてくれるアイテムやお医者さんがいます。あなたは一人ではありません)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

わきキュートのにおいケアラボの運営者

自分のワキガ体質に悩みつつも、「どうせなら楽しく生きたい!」と思って工夫を取り入れています。
リアルな体験をもとに、においケアや日常で役立つことをお話ししています🎀

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